こちらへ行って参りました。
普通に小箱ツアーは外れまして、恐らくそれの救済処置でのデカ箱(っていうかもはや単独野外公演)のファイナルシリーズの大阪へ行ってきました。
これでもチケ取られへんかったら本気で自分のチケ運が終わってると思うほどの、もはやフェスです。フェス。
場所と時期的にもそうかな?と思ってましたがサマソニのステージそのまんま利用してる感じでした。サマソニのOceanステージ使ってる感じです。
途中の規制テープ?もこんな風に一つのバンド名義で入ってるのは初めての体験だったかも 笑
収容人数約2万5千人だそうです。Oceanステージってそんなに入るんだねぇ。
ELLEGARDENは復活後もALLiSTERのジャパンツアーでの新木場と、アジカン・ストレイテナーとの3マンのナナイロツアー、昨年末のレディクレのトリでなんとか見れてますが小箱がねぇ…取れないね 笑
チケット取れないことに関しては完全に自分の運がないだけなんですが、これも特にELLEGARDENに関しては個人的にそこを責められない部分があります。
以前スカボロの現場でドラムの高橋さんとお話しさせていただいた時に(その時はプレデターズの話題でしたが)アルバムにサイン頂いた際に「ライブも来てね」とお声がけ頂いたことがあります。
その時すでにチケット完売してたので「(プレデターズ)チケット当たらなくて取れなかったんです 泣」とつい溢してしまった私に「あっ…ごめんね」と逆に謝られた思い出がありまして。
演者側に謝られるようなことじゃないのに、そんなふうに言ってくれるんだと思うとエルレが取れないのもなんとも言えないじゃないですか。完全に私の運のせいなのに 笑
なので今回のツアーも結局やっと新譜が聴けたのにライブで聴けないんだと嘆きはしましたが仕方ないと思ってました。
けど救済処置をしてくれるとは…一昔前だったら顔も見えない規模でライブするなんてほぼほぼ考えられなかったですよね。10年で色々変わったんだなと思いました(10年間それぞれのバンド見てますが)
と、いうことで。
新しいアルバムの音源はしっかり聴いて行ったんですが実は昔のは全く聴かずで行きました。
私も10年で音楽に関しては捉え方も変わったもんだ 笑
夏の一大イベントだったと思うので、セトリも新旧おりまぜでしっかりやってくれたんですが…昔はさー、英語詩の意味なんて分からずにライブ見てたけど今もう何となく分かるようになったのも10年で変わったんだなと実感。
歌詞の内容を細美さんの歌声に合わせて意味を理解しながら聴けるようになってた。
昔の曲たちを聴くと、10年前までエルレのライブを見るたびにこんな風に感じながら聴いたな、とかあの時は自分は辛かったな…とか色々思い出させてくれる、まさに青春だったんだなと改めて思いながら昼のギラギラ照らす太陽が夕日に代わり、暮れていってすっかり夜になっていくまでのゴールデンアワーをエルレのライブとともに現場で感じられるのは貴重な時間を体験できたと思います。
そらもう人は多すぎるし(これ全員エルレ聴くのか!とビビった)暑すぎるしで何度も気絶するかと思いましたが。
まさかワンマンの野外で花火打ち上げるとは思わんかった…お金めっちゃ掛かってる(そこ)
今年最初の花火はELLEGARDENかぁってなりました。こんな日が来るとはね…。
豆粒よりも米粒に近いメンバーを見ながら、変な感覚にもなったり。
NCISじゃ全然肉眼でウブさんも見えるしpamとMAYKIDZ行けばステージどころか目の前で演奏してる高橋さんやら高田さんの演奏が見える。細美さん…はまぁそれなりに 笑
この10年ですっかり感覚が逆転してしまった私は、ウブさんを見ればやっぱりまだ「NCISのウブさんだ」ってなる。
もちろんエルレ休止直後は逆でNCISやスカボロやMEANING、the HIATUSに行けば「エルレの…!」ってなってたんですが。
だからこそ新譜の、まさに第二期ELLEGARDENの違いがなんとなく肌で感じられたのかもしれません。
特にこの野外公演は昔の曲たちの塊ターンの中で1曲ぽこんと新譜の曲が組まれてたりする。
そうなるとはっきり素人でも分かるぐらいに前期後期で全然違うのが分かる。
良い意味で捉えてほしいですが、昔の曲はまさに「クソガキ」のイメージ 笑
新譜は少し成長して、少し見えてる世界の道理が分かって視野が広がってる感じ。だけど昔のクソガキだった頃の気持ちは絶対に忘れてない感じ。
それを感じるライブだったように思いました。
私は音楽に関しては素人だし、全然分からないけど、なんとなく昔の自分から今の自分は少し成長したんだなと改めて回想させてくれるバンドがELLEGARDENなのかもしれません。
それこそ昔、休止する直前に大作戦でエルレ見た時とか、その前もそうですが出てきただけで泣いてた 笑
出てきただけで泣けたし、ジターバグを聴けば背中を押される感覚が強まって泣いてた。
もう今はメンバーが出てきても泣きはしないし、ジターバグを聴けても泣きはしない。
でも昔は確かにエルレの曲とライブで背中を押され、心の支えになっていたんだなぁと大人になった自分が昔の自分を思い返せる。
少し世の中の道理が分かり、良くも悪くも人の気持ちは絶対に伝わらないことやどうしても融通が効かないこと、思い通りに事が進まない方が多い現実、それを受け入れることで明日を生きていけることに気づいた今はまた違った色でジターバグが聴こえるしエルレ自身も違って見えるようになったんだなと自分に向き合う野外ライブでした。
多分いま読んでる本の影響も確実にあったろうと思いますが 笑
そちらの本の感想はまた後ほど書こうと思います。
「明日も生きていたい」と思える証拠にまたエルレのライブ見たいなと思うし、細美さんも昔は今どうなっても良いぐらいのライブを毎回していたけど、次またみんなに(エルレとして)会いにいくというようなMCもしていたのは、ご自身も明日を生きる糧があるからですよね。
ライブの予定や情報を追いかけたり、次にまた見たいなぁと思える最低の条件が「明日も生きたい」と思える状況に自分がいるから。
そういう状況に置かれていることに幸福と感謝を感じなきゃいけないなと、ライブを見ながら思いました。これは今読んでる本の影響なんですが。
次いつエルレ見られるか分かりませんが、できれば次の機会が訪れた際には見に行きたいです。「叶いそうな願い事をしよう」と細美さんがMCで言ってたな。
昔のように感情が爆発することはなかったけど、良い体験だった。やっぱり好きだなと思いました。
感想が長くなってしまったわ…青春ですから 笑
次回のライブ予定はサマソニです…1週間後にまた同じ場所に行くのか、あの暑さで…と若干すでに挫けそうになっておりますが、やっと!!念願の!!!FALL OUT BOYとblurです!!
これは多分…泣く 笑
サマソニも感想アップしたいと思います。